【第61回】
2024年9月10日(火)18:00~20:00
志摩 麻衣さん(日経BP)
【第62回】
2024年10月3日(木)18:00~20:00
上江洲安成さん(すばる舎)
【略歴】
1982年 広島市生まれ
2001年 修道高校 卒業
2006年 早稲田大学 第一文学部 卒業
2007年 アーク・コミュニケーションズ 入社
2015年 飛鳥新社 入社
【自己紹介】
週刊誌好きが高じて出版界を目指す。編集プロダクションのアーク・コミュニケーションズにて編集者としての下積み生活を開始。雑誌、実用書、文庫、企業出版、広告、e-bookなど、「何でも屋」として幅広いジャンルを凝縮して経験する。
ノンフィクションの制作をしたい一心で、飛鳥新社に転籍。2年目に企画した『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』『長友佑都のヨガ友』が、紀伊國屋書店やAmazonほか、各書店のランキングで1位を獲得。2017年、年間ベストセラー「実用部門」トップ10にそれぞれランクイン。
「まだ言語化されていない読者の心を、忖度できているか」
「正しい、楽しい、新しいが鼎立しているか」
「家族に胸を張って勧められる企画になっているか」と、
模索しながら次なるベストセラーを目指す日々。
▼アーク・コミュニケーションズ時代の主な担当書
・旅行雑誌 リクルート『じゃらん』昭文社『まっぷる』
・テレビ誌 フジテレビ『abiado』
・ナツメ社『シングルモルト&ウイスキー大辞典』(肥土伊知郎 監修)ほかカラー図解実用書を多数制作
・メディアファクトリー『ゼロから始める日本酒入門』(野﨑洋光 監修)ほかシリーズ創刊に携わる
・静山社『いい人生をつくる世界のことば』ほか 文庫の発掘・交渉・出版を手掛ける
・昭文社『なるほど知図帳世界』年1回発行 20~30名の制作チームを統括
そのほか幻冬舎、学研、主婦と生活社、世界文化社、角川書店など多数の版元との仕事を経験
▼飛鳥新社での主な担当書
『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(西山耕一郎)36万部
『長友佑都のヨガ友』(長友佑都)20万部
『ぼくらの哲学』(青山繁晴)3.5万部
『まずは、あなたのコップを満たしなさい』(玉置妙憂)2万部
『腰痛がきえるWストレッチ』(野口早苗)1.5万部
【当日音声トピックス】
・編集者になる前は家事手伝い? 就職浪人までして求めた雑誌編集者の夢
・3か月10万円の家賃で、アヤシイ人たちとシェアハウス暮らし
・編集プロダクション時代のこと
・10年の遅れを1年で取り戻せ!
・一歩先ではなく半歩先を歩く
・人はどうして本を買うのか? を毎週自腹で本を買って体感してみる
・コンテンツの評価は「あいうえお」と「わをん」
・『ヨガ友』誕生秘話
・本の売れ方を加速させるためにどうしても必要なものとは?
・鵜の目、鷹の目、魚の目で見るということ
・『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』誕生秘話
・売れる本を作るために今もしていること
【実況レポート】
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「人はここまで努力できるものなのか⁉」
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ブックオリティのベストセラー研究サロン第5回、2020年最初の開催となる1月14日のゲストは飛鳥新社の三宅隆史さん。『長友佑都のヨガ友~ココロとカラダを変える新感覚トレーニング~』(20万部)、『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(36万部)を、入社後わずか2年で叩き出した、ヒットメーカーである。
編集者の方々に対して失礼な言い方なのかもしれないが、三宅さんの人生を本にしたほうがよほど面白い! と興奮した2時間だった。それほど、三宅さんの半生は波乱に満ちていた。
そして、人はここまで努力できるものなのか、と思わずにはいられないほど、圧倒的な量で本作りに関するインプットを欠かさないのが三宅さんなのだった。さて、それでは、三宅さんの半生を見て行こう。
三宅青年は、雑誌の編集者になりたいという夢を持つ大学生だった。若いのに、「週刊文春」や「週刊新潮」という、いわゆるおじさま御用達の雑誌を読み、いずれこれを作る人になりたい! と強く思っていた。が、大手の出版社は狭き門である。就職留年、就職浪人をし、3年間チャレンジを続けたが、三宅青年の前にその門が開くことはなかった。
失意の三宅青年は故郷に帰り、家事手伝いの日々を過ごす。家族の食卓を整え、保育士である母のお弁当を作り、勤務先への送迎をし、ハウスキーピングに励んだ。が、やはり、本作りに携わりたいという夢を捨てきれずに上京する。3か月で家賃10万円という破格のシェアハウスに住み、怪しげな同居人たちと暮らしながら、三宅青年は編集プロダクションで働くことになった。
ここでの苛酷な体験は、己の体力の限界がどこにあるのか、人間の脳はどこまで無理ができるのか、という人体実験をしていたようなものだった。これがのちに生きてくるのだが、この時、三宅青年はまだそのことを知らない。 毎日バタバタと仕事に追われる日々だった。
5年の歳月を編集プロダクションで過ごした三宅青年は、ある日考えた。「これは本当に自分のやりたい仕事なのだろうか?」と。答えは否。「下請けではなく、自分で企画した本を自分で作りたい」そこで、三宅青年はようやく本作りの表舞台となる飛鳥新社に転職するのである。
だが、憧れの編集者になれたというのに、三宅さんの心は暗かった。本の編集はそこそこやってきたつもりだ。自信もある。なのに編集会議で飛び交う専門用語がまったくわからない! はたしてこれで、本など作れるのか?
社長は穏やかそうな人に見えたが、入社に際してこう言われていた。
「3年で結果を出せ!」(出せなければクビだ!)
ここからの三宅さんの努力は、桁外れと言ってもいい。プロアスリートは、練習と研究とフィードバックを欠かさないというが、まさに、三宅さんは編集者としての、練習と研究とフィードバックの日々を送ることになるのである。
何しろ就職留年時代から数えて自分は10年周りより遅れている。ならばこの10年を1年で取り戻すには、何をすればいいのだろうか?
答え:・・・
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(記事担当:じーこ)
【ゲストプロフィール】
寺田庸二(てらだ・ようじ)
ダイヤモンド社 書籍編集局 第三編集部 副編集長
担当著者は、ベストセラー著者から処女作著者、ノーベル化学賞候補者までの個性派揃い(20代〜90代)。経営、会計・経理・簿記、工学、語学、数学、法律、営業、ビジネススキル、不動産金融、アパマン、コピーライティング・マーケティング翻訳(716ページの本もあり)、ノンフィクション、農業、子育て・育児、日めくりカレンダー、小説、レシピ、占い、哲学・宗教などあらゆるジャンルに飛び込み、1998年から全142作を企画・編集。生涯重版率8割。処女作20作連続重版(2003年12月〜。現在『社員15倍!見学者300倍!踊る町工場』で21作連続重版に挑戦中)。処女作累計220刷・90万1600部(2020年1月現在)。
担当書に、出口治明『哲学と宗教全史』(2400円+税・A5版上製・7万部→有名書店員さん「100年残る王道の1冊」「2019年一番の本」)、志麻『志麻さんのプレミアムな作りおき』(14万部→「第5回 料理レシピ本大賞 in Japan 2018」の料理部門「入賞」、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」年間最高視聴率)、久保田カヨ子『カヨ子ばあちゃん73の言葉』(14万部、カヨ子ばあちゃんシリーズ計40万部)、ジョン・ケープルズ著、神田昌典監訳、齋藤慎子+依田卓巳訳『ザ・コピーライティング』(3200円+税・23刷8.2万部)、勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』(25万部)『起きていることはすべて正しい』(18万部)(→他シリーズ含め60万部超)、山田真哉『<女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です』『<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です【簿記・経理入門】』(シリーズ25万部超)、佐藤昌弘『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』(41刷14万部)、西巻尚樹『世界に1つだけの英語教科書』(10万部→羽田空港近くの単店舗で5000冊突破)などベスト&ロングセラー多数。本づくりだけでなく、営業・宣伝・書店員さんと連携しながら、ダイヤモンド書籍オンライン(BOL)を活用したジェットストリーム販促を展開。技術と精神がドライブがかった本を、孫の世代まで残る本を、光のあたらないところに光があたる本を。野球歴14年(小中軟式→高校硬式→大学準硬式→社会人軟式)。
【当日音声トピックス】
・寺田さんの生い立ち〜野球から学んだ編集術〜
・立花隆さんの本との出合い〜「ディクショナリー」を自分の中に持つ〜
・日本実業出版社時代の「増刷テーブル」とは
・編集第1作目『自己破産と借金整理』
・最初に自分で企画『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』は、なぜロングセラーになったのか?
・「処女作20作連続重版」「生涯重版率8割」……寺田さんが数字を気にする理由
・ダイヤモンド社に転職するも、2作連続大失敗
・処女作プロデュースのコツは「わからないことを正直にわからないと言う」こと
・勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』最後まで粘ったポイントとは?
・著者を怒らせた失敗談
・熱く、長く! 寺田さんのメール術
・編集者としてどんな「問い」をもって仕事をしていますか?〜「わからずや」という利点を生かす〜
・大事にしていることは?(ポリシー)
・仕事をしたくなる著者は「数字」「花」を持っている
【実況レポート】
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「炎の編集者って呼ばれてる人がいるんだよ」
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人づてに、そんな噂を聞いたことがあった。
炎の編集者──ダイヤモンド社・寺田庸二。
彼のことを、そう呼ぶ人がいるらしい。
「寺田さんは、とにかく熱い。無名の著者の本をヒットさせることにこだわる人なんだ」
生涯重版率8割。
処女作20作連続重版。
処女作累計220刷・90万1600部。
1998年から全142作を企画・編集してきた彼のプロフィールには、そんな数字が並ぶ。
編集者というよりも、さながらスポーツ選手のように「自己記録の更新」に挑戦し続ける。
寺田さんは、そんな人だという話だった。
私も出版業界で働くようになって5年以上経つが、正直なところ、そんなふうに「処女作連続重版」にこだわって働いている人を見たことは一度もなかった。
当然のことながら、固定ファンがいない人の本をヒットさせるのは難しい。
「インフルエンサー」と呼ばれる人たちが活躍している時代だからなおさら、「処女作がヒットする」というのは滅多にないことだし、増刷するなんて、よっぽど運がよくないと起こりえない──それが常識だと思っていた。
しかし寺田さんはそんな常識を覆し、記録を更新し続けているという。
処女作だけではない。出口治明さん、勝間和代さんといった、著名な方々とも組んで本を作り続けているヒットメーカーだ。歴代に担当した著者は20代〜90代と、実に個性豊かである。
いったい寺田さんは、どんな魔法を使っているのだろう。
2月6日(木)のベストセラー研究サロン第6回。
寺田さんが登壇された今回、ついにその謎が明かされることになった。
率直に言うと、私は度肝を抜かれっぱなしだった。
まず驚いたのは、「20歳になるまで本を読んだことがなかった」という逸話だった。
子供の頃から野球一筋だった寺田さんの人生に「本を読む」という選択肢はなかったという。
大学生で塾講師のアルバイトをするようになって必要に駆られ、本を読むようになったそうなのだが、そのやり方があまりに極端で、私は思わず笑ってしまった。
「20歳になってからの2年間で700冊読んだんですよね」
会場のスクリーンには、寺田さんがその2年間、欠かさず記録し続けていたという「読書ノート」がうつされた。ページにびっしりと細かい字が並んでいた。
そうか。
これが寺田さんという人なのか。
とにかくこれをやると決めたら全力投球。
まさに野球少年をそのまま大きくしたような「熱い人」。
炎の編集者と呼ばれている所以が、わかるような気がした。
ただ、私がいちばん驚いたのは、・・・
・・・続きは会員専用Facebookグループで公開中・・・
(記事担当:ブックオリティ・スタッフK)
【トークテーマ】
とくに書籍編集者になりたての人、まだ経験が浅い人に向けて、
「数々の失敗から学んだ(まだまだ学び中ですが)、『本』づくりで大切なこと」
【ゲストプロフィール】
川上聡(かわかみ・さとし)
日本実業出版社 第一編集部 編集長
1975年東京都生まれ。日本大学卒業後、私立高校の国語講師を経て、総合法令出版に入社。その後、ゴマブックスを経て、日本実業出版社に。主にビジネス書や実用書の編集を担当。担当した本には、30万部を超え日販・ビジネス書年間7位になった『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』。現在40万部を突破した『文章力の基本』、同シリーズの『メール文章力の基本』11万部、『キャッチコピー力の基本』8万部、『デザイン力の基本』6万部と、4作ふくめてシリーズ累計80万部に。マインドフルネスの裾野を広げた『「今、ここ」に意識を集中する練習』は7万部に。あらためて読書の意義を問い直した『本を読む人だけが手にするもの』も5万部を超えロングセラーに。ほかに、その道のプロフェッショナルのエッセンスをまとめた『結果を出し続けるために』(羽生善治 著)、『一瞬で判断する力』(若田光一 著)などをはじめ、これまで約150冊以上の本の編集に携わっている。最新の編集担当本『こうして社員は、やる気を失っていく』はビジネス系のメディアでも話題になり8万部を突破し、全国書店でランクインしている。編集者として大事にしているのは、著者、読者をはじめ、書店、印刷会社、デザイナー、イラストレーター、出版社をはじめ出版に関わる「1人ひとりに人生がある」、それぞれが幸せになる本をつくるということ。
【ゲストプロフィール】
杉山 茂勲(すぎやま・しげのり)
飛鳥新社 副編集長
【略歴】
1976年 茨城県生まれ
1999年 筑波大学第二学群生物資源学類卒
1999年 サン出版(現マガジン・マガジン)入社
2006年 フリーランス編集者として活動(主に宝島社の書籍、ムック担当)
2015年 駒草出版入社
2020年 飛鳥新社入社
【自己紹介】
大学時代は殺虫剤の研究をしていた。当時の愛読誌『GON!』に影響を受け、新卒でコンビニ向け成人雑誌の編集者となる。その後フリーランスの書籍編集者、駒草出版を経て、2020年、東京で初の緊急事態宣言の日に飛鳥新社入社。同社でベストセラー主義のマインドとノウハウを叩き込まれ、現在に至る。
担当書の『変な家』『私が見た未来 完全版』は2年連続(2021年、2022年)でトーハン・日販の年間ベストセラーにランクイン。
『変な家』で第26回読売出版広告賞銀賞を受賞。
編集者として心がけていることは「みんなと同じ土俵で勝負しない」。
▼主な担当書
『私が見た未来 完全版』63万部(たつき諒著、飛鳥新社刊)
『変な家』51万部(雨穴著、飛鳥新社刊)
『悪魔の傾聴』5万部(中村淳彦著、飛鳥新社刊)
『48手ヨガ 江戸遊女に学ぶ女性ホルモンと体力活性法』5万部(鈴木まり著、駒草出版刊)
『首都圏住みたくない街』4万部(逢阪まさよし+東京DEEP案内著、駒草出版刊)
『東京最後の異界 鶯谷』4万部(本橋信宏著、宝島社刊)
『名前のない女たち』シリーズ累計40万部(中村淳彦著、宝島社刊)
【ゲストプロフィール】
水沼三佳子(みずぬま・みかこ)
すばる舎 編集部 編集長
1976年東京生まれ。中央大学文学部卒。大学4年のとき、当時編集プロダクションから出版社になったばかりのすばる舎でアルバイト。そのまま就職。長らくビジネス書畑を歩む。
2009年に第一子、2013年に第二子出産。社内初のワーキングマザーとして、試行錯誤しながら「ひとり働き方改革」を実践してきた。2年前からは副業として、訪問介護ヘルパーの仕事も。要介護の高齢者宅に伺う。現在、精神保健福祉士の資格をとるべく、専門学校の通信で勉強中。
「現場に身をさらす」をモットーに、自分の気づき・発見から企画する。子どもが生まれてからは育児・教育分野、親の介護・ヘルパー職の経験からシニア分野と、自分のライフステージに合わせて本を出してきた。
【シニア分野】
『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』(12万部)
『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』(6万部)
『74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる』(6万部)
『58歳から 日々を大切に小さく暮らす』(9万部)
『70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える!』(10万部)
『何歳からでも 丸まった背中が2ヵ月で伸びる!』(10万部)
【育児・教育分野】
『言うこと聞かない!落ち着きない! 男の子のしつけに悩んだら読む本』(19万部)
『男の子の 本当に響く 叱り方ほめ方』(9万部)
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』(7万部)
『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』(4万部)
【ゲストプロフィール】
和田史子(わだ・ちかこ)
株式会社ダイヤモンド社 経営情報編集局 局次長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。実用書、ライフスタイル誌などの編集を経験し、出版社に転職。女性誌や情報誌の編集を経て、1998年ダイヤモンド社に入社。デジタル、データベース部門で雑誌やWebの編集を経て、書籍編集局 第三編集部に異動。2013年4月より同編集部編集長に(ダイヤモンド社・書籍部門初の女性編集長)。2020年4月より第四編集部編集長、2023年4月より現職。
おもな担当書籍は『ノーサイド・ゲーム』『銀翼のイカロス』(ともに池井戸潤著者)、『采配』『決断=実行』(ともに落合博満著)、『雑談力が上がる話し方』(齋藤孝著)、『入社1年目の教科書』(岩瀬大輔著)、『完全独習 統計学入門』(小島寛之著)、『「ついやってしまう」体験のつくりかた』(玉樹真一郎著)、『かばんはハンカチの上に置きなさい』(川田修著)、『村上式シンプル英語勉強法』(村上憲郎著)、『若手育成の教科書』(曽山哲人著)、『20代が仕事で大切にしたいこと』(飯塚勇太著)、『稲盛和夫経営講演選集』(第1~6巻)など。
【ゲストプロフィール】
白戸翔(しらと・しょう)
元:実業之日本社 新企画編集部 編集長
現:(株)ニューコンテクスト代表取締役
1987年東京生まれ。2009年(株)実業之日本社に入社し、旅行ガイドブックを制作するブルーガイド出版部に配属。2015年からゴルフ月刊誌『ワッグル』で主に誌面編集と広告営業に携わる。2017年から誌面の編集を手掛ける傍らweb版『ワッグルオンライン』編集長、YouTubeにて『ワッグルチャンネル』を立ち上げる。2019年から一般書籍編集を主な業務とする新企画編集部にて編集長を務める。2022年8月に(株)実業之日本社を退社し、書籍編集とライティングを主な業務とする株式会社ニューコンテクストを創業。
主な担当書籍に『女子大生、オナホを売る。』、『「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術』、『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング』、『スモールビジネスの教科書』『やめる時間術』、『金儲けのレシピ』、『ハウ・トゥ アート・シンキング』などのビジネス書、『東京の喫茶店』、『47都道府県の純喫茶』など趣味系書籍がある。
【ゲストプロフィール】
橋口 英恵(はしぐち・はなえ)
サンマーク出版 第1編集部編集長
宮崎県出身。2002年、サンマーク出版入社。20年超にわたり書籍編集に携わる。担当書籍は、過去には30万部突破の『千円札は拾うな。』(安田佳生)、『どん底からの成功法則』(堀之内九一郎、16万部)、『仕事は5年でやめなさい。』(松田公太、7万4000部)などビジネス書を多く担当。現在は自己啓発書や健康書が多い。『ほどよく距離を置きなさい』(湯川久子、15万部)、『100年足腰』(巽一郎、11万部)、『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』(小池浩、シリーズ33万部)など。近刊では『ほどよく忘れて生きていく』(藤井英子、8.5万部)。
【ゲストプロフィール】
尾小山 友香(おこやま・ゆか)
KADOKAWA ビジネス編集部 編集長
1983年香川県生まれ。幼少期から本の虫で、人生を疑似体験できることや、悩んだときに「どう捉えるか」で人生を前進させてもらえた経験から「本」に関わる仕事に就きたい想いが強くなる。一時期は漫画家を目指し活動している中で、作家や著者と伴走する「編集」という仕事に興味を持ち、志す。KADOKAWA入社後手がけた書籍は、累計75万部超。三崎優太氏『時を稼ぐ男』、竹脇まりな氏『やせるダンス』、やまもとりゅうけん氏『人生逃げ切り戦略』、関口美奈子氏『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』、八木仁平氏『世界一やさしい「才能」の見つけ方』などがある。また、10代の頃からセミナーや講座などに通い詰め1000万以上投資してしまった経験、趣味が高じて、書籍と書籍外(セミナーやグッズ制作)など、書籍と連動した企画を作るのが得意。自身の担当本では、「V字回復」を軸にテーマを決めることが多い。趣味は猫と遊ぶ、ハーレーでツーリング、温泉、アート、カリグラフィー、日本酒。
【ゲストプロフィール】
種岡 健(たねおか・けん)
ダイヤモンド社 書籍編集局第一編集部 副編集長
1989年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学人間科学部を卒業後、2012年に大和書房に入社。制作部などを経て、編集部に異動。落合陽一さんやphaさん、ひろゆきさんなどと出会い、主に若者向けのビジネス書を手がける。2018年にダイヤモンド社に入社。引き続きビジネス書をメインに手がけ、2021年の年間ベストセラーには2冊、2022年には3冊がランクインした(日販調べ)。ゲームとラジオとお酒が好き。
主な担当書
大和書房では
『最強の「服選び」』(4万部)
『しないことリスト』(8万部)
『超AI時代の生存戦略』(8万部)
『無敵の思考』(10万部)
『神・時間術』(15万部)など。
ダイヤモンド社では
『リーダーの仮面』(51万部)
『数値化の鬼』(33万部)
『とにかく仕組み化』(23万部)
『1%の努力』(46万部)
『ストレスフリー超大全』(27万部)
『投資家みたいに生きろ』(6万部)など。
【ゲストプロフィール】
星野 美紀(ほしの・みき)
あさ出版 取締役 編集統括/海外版権担当マネジャー
大学卒業後、法律系の出版社で勤めた後、あさ出版に入社。1年目に手掛けた『渡邉美樹の夢に日付を!』がシリーズ36万部となる。もともとビジネス書と語学書しか出版していなかったが、恋愛本、健康本などを次々と提案、ヒットさせたことから、いまのあさ出版のスタイルを確立する一因となる。初めて手掛けた恋愛本『復縁したい貴女へ』は累計5万部を突破、書店で「復縁コーナー」の棚ができるまでとなった。『薬が病気をつくる』、『ディズニーランドであった心温まる物語』(それぞれ10万部を突破)と、2年連続で「ダ・ヴィンチ」の年間ランキングに入る。新人著者の担当も多く『空の上で本当にあった心温まる物語』(三枝理枝子氏のデビュー作)はシリーズ15万部を突破、現在65万部超となっている「心温まる物語シリーズ」につなげている。また、『ディズニーランドであった心温まる物語』では、著者と共に印税のすべてと売上の一部を使って、東日本大震災で被災した子どもたちをディズニーランドに招待し、一緒に過ごして「楽しむこと、未来を見ること」を体感してもらう活動を続けている。印税=書籍を購入いただくことで生まれるお金であることから、この活動を今後も続けるために、書店さん、書店員さんと協力し合い、「本」をつくりあげる方法を模索している。
【ゲストプロフィール】
小寺 裕樹(こでら・ゆうき)
すばる舎 編集部 編集長
1985年、埼玉県生まれ。大学卒業後、フォレスト出版、きずな出版を経て、2021年10月より現職。累計25万部『やってはいけない勉強法』シリーズ、累計22万部『20代を無難に生きるな』シリーズなど。DMMオンラインサロンアワード2019入賞「編集者の部屋(旧:小寺メディア戦略室)」元オーナー。著者の講演会も多数プロデュースし、累計動員は延べ2万人。
直近1年間の担当作は『朝1分間、30の習慣。』(4万部)、『「ありがとう」の教科書』(4万部)、『自分をよろこばせる習慣』(6.5万部)、『本当の勉強法』(6.2万部)、『任せるコツ』(4万部)などがある。
【ゲストプロフィール】
大隅 元(おおすみ・げん)
PHP研究所 書籍制作局 第二制作部 ビジネス書籍課
2008年、PHP研究所に入社。人材開発部門での法人営業や、月刊誌『Voice』編集部を経て、現在はビジネス書とPHPビジネス新書の編集長を務める。2023年には、短い労働時間でより高い成果を求められる現代のビジネスパーソンに「正しい頑張り方」を指南する【「これ」しかやらないシリーズ】を、累計発行部数45万部を突破するまでに成長させた(2023年11月末時点)。仕事に活かせてかつ、生活に彩りをもたらす本作りに実績があり、中田敦彦著『労働2.0』、荻原博子著『年金だけでも暮らせます』、馬渕磨理子著『収入10倍アップ高速勉強法』、伊藤弘了著『仕事と人生に効く教養としての映画』、上岡正明著『年収1億円になる人は、「これ」しかやらない』などをヒット作多数。現在は欧米の翻訳書、親子で読める学術書など新ジャンルを開拓中。
【ゲストプロフィール】
畑下裕貴(はたした・ゆうき)
ダイヤモンド社 書籍編集局・第三編集部 副編集長
1987年、石川県生まれ。立命館大学を卒業後、石川県金沢市の出版社に入社。情報誌の広告営業に携わる。その後、2012年にあさ出版に転職し、書籍編集者としてのキャリアをスタート。2016年からダイヤモンド社・書籍編集局 第三編集部に所属。書籍編集歴は11年ほど。主に自己啓発、ビジネス、実用、エッセイなどのジャンルを手掛け、直近の主な担当書に『DIE WITH ZERO』(30万部)、『あやうく一生懸命生きるところだった』(20万部)、『サイコロジー・オブ・マネー』(18万部)、『教養としてのワイン』(8万部)、『おもろい話し方』(7万部)などがある(部数はすべて電子込み)。
hatashita@diamond.co.jp
【ゲストプロフィール】
村松 基宏(むらまつ・もとひろ)
秀和システム 編集本部
ビジネス、政治経済、心理、実用をメインに企画編集中。
おもな担当書籍は
『30代後半~40代のための転職「面接」受かる答え方』
『20代~30代前半のための転職「書類」受かる書き方』(中谷充宏、シリーズ3冊増刷中)
『英語 ネイティブが使うのはたった15動詞!』(デイビッド・セイン、増刷中)
『増税とインフレの真実』(髙橋洋一)など。
■2年前まで青春出版社で新書をメインに企画編集していました。
『折れない心をつくるたった1つの習慣』(植西聰、70万部)
『その英語、ネイティブはカチンときます』(デイビッド・セイン、シリーズ計13万部)
『人生は勉強より世渡り力だ!』(岡野雅行、15万部)
『東大のクールな地理』(伊藤彰芳、3万部)
『人は血管から老化する』(池谷敏郎、シリーズ計10万部)
『その神経(バランス)じゃ調子わるくもなりますよ』(小林弘幸、6万部)
『金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法』(R・キヨサキ、2万部、A5判)
『ホスト王の その気にさせる心理戦術』(零士、シリーズ計11万部、四六判)など
■その道のプロフェッショナルが持っているものを、どういう本にすれば多くの人に伝わるか、読者層をいかにコアから外側に広げられるかを意識しています。
【ゲストプロフィール】
大山 聡子(おおやま・あきこ)
ディスカヴァー・トゥエンティワン 執行役員
プロダクトマネジメントカンパニー社長 編集長
青山学院大学文学部日本文学科卒。2003年ディスカヴァー・トゥエンティワン入社。営業部を経て、2006年に編集部に異動。主に自己啓発書、実用書ジャンルを手がける。2020年より編集長、2023年より執行役員に就任。
主な担当書籍は『あした死ぬかもよ?』35万部、『心がバテない食薬習慣』ほか食薬習慣シリーズ累計10万部、『食事を正せば、不調・病気知らずのからだになれる』他「ふるさと村」シリーズ累計10万部、『美人な「しぐさ」』5万部、『さあ、本当の自分に戻り幸せになろう』4万部、『一度しかない人生をどう生きるかがわかる100年カレンダー』5万部など。
時代を経ても変わらない普遍的な課題に著者さんの哲学を掛け合わせることで、「読む人の常識や思い込みを外し、行動に移せる本」の編集を目指しています。
【ゲストプロフィール】
鯨岡 純一(くじらおか・じゅんいち)
SBクリエイティブ 学芸書籍編集部編集長
1982年東京生まれ。国際基督教大学卒。
スポーツの実用書などを手がける編集制作会社を経て2010年に総合出版社すばる舎書籍編集部に入社。20代向けの自己啓発書やビジネス書などの企画編集を行う。2014年、KADOKAWAに入社。ビジネス書籍編集部で、おもに日本経済や投資をテーマにした単行本を手がける。2016年にSBクリエイティブ学芸書籍編集部に入社。現在は、ビジネス書だけでなく、教育YouTuberなどのインフルエンサーによる大人向けの学び直し本や語学書など、幅広いジャンルを手がけている。50万部突破『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』をはじめとした「一度読んだら絶対に忘れないシリーズ」はシリーズ累計で100万部を超えている。
【ゲストプロフィール】
淡路 勇介さん(ダイヤモンド社)
書籍編集局 第三編集部
1988年生まれ。大阪府出身。
新卒でニトリ株式会社に入社。その後、出版社広報やフリーライターを経て、あさ出版に書籍編集者として入社。編集者として初めて企画編集した『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』が12万部を突破。その後、タカトモさんと出会いサンマーク出版に転職。初めて手がけた小説『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は16万部を突破。2024年7月に実写映画化予定。ダイヤモンド社に転職して1冊目の本『頭のいい人が話す前に考えていること』が1年で60万部を突破し2023年最も売れたビジネス書に。ジャンル問わず「読み始めたら止まらなくなる本作り」を目指している。
【ゲストプロフィール】
大西 啓之さん(かんき出版)
執行役員 編集部/新規事業開発室
ミッションは、お客様の「学ぶ。みがく。変わる。」(かんき出版のキャッチフレーズ)に貢献するため、著者という「才能のある変人」をプロデュースすること。1963年生まれ。東京都出身。大学卒業後、金融機関に4年近く在籍した後、日本実業出版社に入社し、20年半勤務。在京キー局すべてで取り上げられた『聴診器ブック』(桐生迪介著)や資格試験対策本として累計数十万部となった<最短最速合格法シリーズ>のほか、『幸せ成功力を日増しに高めるEQノート』(野口嘉則著)、『速読らくらくエクササイズ』(松田真澄著)などを手がけた。2010年秋にかんき出版に移る。担当書籍は、累計20万部<2時間で丸わかりシリーズ>『不動産の基本を学ぶ』『不動産の税金の基本を学ぶ』『インボイスと消費税の基本を学ぶ』、累計15万部・山﨑拓巳著の<スゴイ! シリーズ>=『話し方』『稼ぎ方』『学び方』のほか、『コンサルタントの教科書』『プロの思考整理術』(以上、和仁達也著)、『数学者図鑑』(本丸諒著)、『子どもの英語「超効率」勉強法』(船津洋著)など多数。趣味は浦和レッズを応援すること。
【ゲストプロフィール】
志摩 麻衣(しま・まい)
日経BP 日経BOOKSユニット第1編集部
1988年鹿児島県生まれ。日本大学文理学部哲学科を卒業後、主に実用書を手がける編集プロダクションに入社。そのとき、偶然手にしたビジネス書に影響を受けて、ビジネス書編集者を志す。
その後、日本実業出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワンを経て、2024年5月から現職。
担当書籍『続ける思考』(井上新八さん)、『トップ5%シリーズ(社員)(リーダー)(時間術)』(越川慎司さん)、『本物の気づかい』(井上裕之さん)、『「名著」の読み方』(秋満吉彦さん)、『知的生産術』(出口治明さん)、『やせるパスタ31皿』(スギアカツキさん)、『ネコの看取りガイド』(服部幸さん)など。
思春期・社会人初期に「本が心の居場所になる」「著者さんが相談相手だった」という読者体験をしたため、編集テーマは「心の居場所になる本」「何かに人生を捧げている人の本」「著者さんの人柄を感じられる本」。
小学校3年生のころに担任の先生が授業で読んでくれた「ジャンヌ・ダルクの絵本」が「本」と「生きること」に目覚めたスタート地点。人生のテーマとして「いい生き方とは?」の答えを探している。
いつかつくりたい夢の企画は、「小さな台所」の写真集。
【ゲストプロフィール】
上江洲 安成(うえず・やすなり)
すばる舎 編集部 編集長兼次長
沖縄県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。五木寛之さんの『青春の門』の世界に憧れ上京。大学卒業後、27歳ですばる舎に入社。個性的な著者と個性的な上司、個性的な部下に恵まれ、『SLAM DUNK』の湘北さながらの日替わりヒーローが生まれる編集部で、「面倒くさがりで人見知りな自分でも動きたくなる1冊」をつくるべく、日々奮闘している。本作りのモットーは、「正しいより楽しく」。
担当作は、『人は話し方が9割』シリーズ(永松茂久)、『ストロベリームーン』(芥川なお)、『移動する人はうまくいく』(長倉顕太)、『超コミュ力』(田村淳)、『習慣が10割』(吉井雅之)など。好きなマンガは『名探偵コナン』。愛読書は『自分を捨てる仕事術』(石井朋彦)。